そのセラミドは本物?格安化粧品に配合の疑似品には要注意!
敏感肌や乾燥肌の保湿ケアには、ヒアルロン酸やコラーゲンよりも『セラミド』が良いというこは、最近では広く知られるようになってきました。
書店のスキンケア関連の書籍やコスメ系の女性誌をチェックしてみても、セラミドの重要性が解説しているものが増えてきていますからね。スキンケアに詳しい女性の間では、保湿にはセラミドというのが常識になりつつあるようです。
敏感肌で悩んでいて私も、症状が改善するきっかけとなったのはセラミド配合のクリームでケアを始めたことがでしたからね。ですので、その重要性については身にしみて実感しています。
ただ、セラミド配合をアピールしている商品の中には、実は私達の体内にあるものを同じ構造しているヒト型セラミドではない、『疑似セラミド』が配合されているものあるんですね。
あなたが使用している化粧品は大丈夫でしょうか?
花王のキュレルに配合されているのは疑似セラミド

先ほど紹介した『疑似セラミド』というのは、ヒト型セラミドに似た働きをする物質のことです。例えば、花王のキュレル(Curel)という商品に配合されているのが、この疑似セラミドに該当します(成分名は以下を参照)。
■キュレルに配合されている疑似セラミド
- ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド
- 長鎖二塩基酸ビス3-メトキシプロピルアミド
花王のキュレルは、『セラミドケア』をキャッチフレーズとして宣伝活動が行われていますが、実際に配合しているのは、上述したように疑似セラミドです。
私も「セラミドが配合してあって、こんなに安いならすごいお得!」と思ってキュレルを買ったのですが、成分をチェックしたところ疑似セラミドが配合されていて、かなりショックを受けました^^;
では、どうして『ヒト型セラミド』を配合せずに、疑似セラミドを配合する商品が増えているのでしょうか?
その理由は、セラミドという成分の原価がとても高いからです。そのため、商品の原価コストを抑えたいメーカーにとっては、あまり使いたくない成分と言えます。だから、似た働きをする疑似品を採用するメーカーが増えてきているわけです。
しかし、敏感肌の女性に不足しているのは、ヒト型セラミドです。ですから、敏感肌を改善したいのであれば、本物のセラミドが配合されたスキンケアアイテムを使用するべきと言えます。
それに、セラミド配合クリームの中には、『つつむフェイスクリーム』のように、キュレル湿潤保湿クリームに近い値段ののリーズナブルな商品もありますからね。
ちなみに配合されている成分がヒト型セラミドかどうかは、成分名を確認するば簡単にチェックすることができます。本物の場合は、『セラミド〇(〇部分には数字が入ります)』というように、セラミドとしっかりと書かれていますからね。
例えば、当サイトで過去にレビューをしたアヤナスASクリームには、以下のように『セラミド2』という表示されています。

⇒ アヤナス・クリームの全成分の詳細はこちら
※ 上記のレビュー記事で、ディセンシア・アヤナスASクリームの全成分をチェックすることができます。
なお、セラミド2は角層にあるセラミドに最も近いとされていますので、敏感肌の改善にはおすすめの成分ですよ^^